リゾートバイトとは
リゾートバイト(以下、リゾバ)とは、温泉地やスキー施設、避暑地、南国など”リゾート地”と呼ばれる場所で働くことをいいます。
“派遣”の雇用形態で期間を定めて働くことが一般的で、簡単に言うと、好きな場所で期間限定で働けるアルバイトです。
自分の家を離れてアルバイトをすることになるので、寮など宿泊施設を用意してくれている場所がほとんどです。
働く場所は北海道〜沖縄と幅広く、季節問わず様々なお仕事があります。
例えば、夏は海が綺麗な沖縄で仕事、冬は北海道でスキー場の仕事など、勤務地や仕事内容は色々ありますので、自分の興味ある場所・仕事を選択することが可能です。
こんな人におすすめ!
リゾバに向いている人は、こんな人です。
- 短期集中で稼ぎたい
- 住んでみたい場所がある
- 色々な土地に行ってみたい
- 友達を作りたい
- 期間限定で働きたい
短期集中で稼ぎたい
リゾバは場所や仕事内容にもよりますが、通常の飲食店などのアルバイトよりも高い時給で働けます(雇用形態が派遣ということもあり時給は高めです)。
また寮など宿泊施設完備のところで働ければ住居代も安くすみ、短期間でガッツリ稼ぐことが可能です。ただしリゾート地ということもあり、遊んでしまい出費が増えることもあります。
短期集中で稼ぎたいと思っている方は、あまり遊びの誘惑が少ない地方のリゾート地を選んだ方が良いと思います。または、アルバイト先によっては福利厚生として、施設やアクティビティなどがお得に使用できる場所もあります(例えばスキー場ならリフト券無料など)ので、時給の高さや寮の費用だけでなく、福利厚生も調べておくと良いと思います。
住んでみたい場所がある
北海道に住んでみたい、沖縄に住んでみたいなど住んでみたいな〜という場所があり、移住を考えている人には、お試しで短期間住めるという事でもリゾバはおすすめです。
“旅行”と”住む”は全く別です。
いきなり移住するよりも、住むとどういう場所なんだろう?という事を体験するためにもリゾバはおすすめです。
場所によってはリゾバの契約満了後、直接雇用をしてくれる場所もありますので、いきなり無職で移住するより、仕事があって移住する方が安心できます。
色々な土地に行ってみたい
色々な土地に行ってみたい!と考えている人は、まさにリゾバがおすすめです。
旅行ではなく働きに行くので、興味のある土地に行きつつ、お金を稼ぐことが可能です。
また寮など住居を用意してくれる場所が多いので、旅行で行くよりも宿泊費を抑えることが出来ます。仕事が休みの日に様々な場所に行き、時間をかけ開拓出来るので楽しいですよ!
また地元の人と仲良くなれば、地元ならではのスポットを知ることが出来るので、旅行と違って深みが増します。
友達を作りたい
友達を作りたいと思っている方に、リゾバはもってこいです。リゾバは1人で来る方が多いので、自然と友達が出来ます。
一緒に働きつつ、休みの日は一緒に観光したり、寮で遊んだりとリゾバの期間は短くても濃い時間を過ごせます。リゾバをしにくる方の年代やタイプは様々なので、普段出会えないような人と友達にもなれる良い機会です。
また場所によっては外国人のインターンなどの受け入れをしている場所もありますので、日本人以外の友達も作れます。
期間限定で働きたい
期間を決めずにアルバイトをするのが億劫な人(特に辞めたい時に退職の意向を伝えるのが苦手な人)や、飽きやすいので色々なアルバイトを経験してみたいといった方にはリゾバがおすすめです。
リゾバは1ヶ月だけ、3ヶ月だけ、夏だけ、冬だけと期間を限定して働くことが出来ます。
期間の長さは就業先と要相談なので、自分の希望を伝えましょう!また1ヶ月で契約していたとしても、リゾバが楽しくて延長したいなと思うことがあるかもしれません。その場合は、就業先も人手が欲しいと思っていれば働く期間を延長することが可能です。
就業先が合うか不安な人はまずは1ヶ月働いてみて、良かったら延長しても良いですね(もちろん就業先で人員が足りている場合は延長出来ません)。
リゾバの探し方【派遣会社に登録しよう!】
リゾバは派遣会社を通して探します。直接リゾバ先に応募するわけではありません。
派遣会社のサイトにまず登録し、興味のあるリゾバ先があったら応募して、派遣会社の人とやり取りを行います。
実際にリゾバ先に行くまで、直接リゾバ先の人とやり取りすることはほとんどありません。また、派遣なので現地の人に面接をされるといったことはありません。私の場合、登録した派遣会社の人と就業開始日や期間などを相談し、あっという間に決まりました。
リゾバの求人を取り扱っている派遣会社は色々ありますが、いくつか紹介します。実際に私が使った会社も紹介します!
グッドマンサービス(リゾートバイト.com)
グッドマンサービスは、ホテルや旅館、スキー場などのリゾート施設に特化した人材サービス会社です。
なんといっても高時給が特徴で、リゾートバイト時給満足度No.1を受賞している会社です。時給の高さが大事!と思う方はここ一択!私もこちらの会社を使いました。
リゾートバイトの検索も、エリア、期間、他ワード(時給1,300円、売店、アクティビティーといったワード)で検索できます。
登録も簡単なので、まだリゾバをするか悩んでいる方も先に登録しておき、気になる求人が出たら応募してみるのも良いと思います。
応募後は派遣会社のスタッフとやり取りをし、現地に行ってからリゾバを終えるまでサポートして貰えました!
ヒューマニック(リゾバ.com)
ヒューマニックは業界最大手の会社で、求人の件数が多いのが特徴です!
他の会社で興味のある求人がないな〜という時はヒューマニックで探してみましょう。興味を引く求人が見つかると思います。
簡単に登録できますので、まずは気軽に登録し、興味のある求人があったら応募してみましょう!人気求人はどんどん決まっていくので、これだ!と思うものがあればためらわずに応募しましょう。
アルファリゾート
アルファリゾートは、高時給でまた様々な特典のある会社です。例えば、オンライン英会話が無料で受講できたり、友人紹介キャンペーンや、一定期間就業した場合Tポイントが貯まったり、スペシャルなプレゼントがあるなど福利厚生が充実している会社です。
プラスαのサービスを望む方はアルファリゾートを見てみましょう!色々な人のリゾバ体験談もHPに掲載されているので気になる方はチェックしてみてください!
グッドフェローズ
グッドフェローズは、船室レストランの給士、ホテル内のコンビニ、遊園地スタッフなどのレアな求人を取り扱っていることが特徴です。
フォロー体制も整っており、仕事で悩んだり不安に思うことがあれば、相談役として、申し込みをされた方全員にサポート担当がつきます。
リゾバの選び方【3つの軸で選ぼう!】
リゾバ選びの軸はこの3つです。
①行きたい場所(やりたい事)
②仕事内容
③時給
行きたい場所
まず自分の行きたい場所(=やりたい事)を決めます。
例えば北海道が好きだから北海道!でも良いですし、マリンアクティビティをやりたいから沖縄、温泉に毎日入りたいから温泉地、スキーをしたいから雪国など、行きたい場所(=やりたい事)から、まず行き先を決めましょう。
仕事内容
行き先が決まったら、仕事内容を選びます。
興味がある事でも良いですし、単純にこれなら出来そうなか〜でも良いですし、経験したことのある仕事を選んでも良いと思います。
受付、予約オペレーター、ホテルスタッフ、飲食サーバー、清掃などなど職種は幅広くあるので、調べてみて良いなと思ったものを選びましょう。リゾート地ならではの職種も面白いですね。
時給
最後は時給です。特に同じ仕事でも、選ぶ派遣会社によって時給が異なる可能性があります。
場所、仕事内容が決まったら、同じ求人をいくつかの派遣会社で見てみましょう。一番時給や福利厚生などが良い派遣会社から応募しましょう。私の場合、実際同じ仕事内容だけど派遣会社が違うことで時給が異なる人がいました(私の方が高かったです)。
私のリゾバ体験について
私は新卒で入った会社を退職した後、リゾバをしました。
場所:沖縄(離島)
期間:約3ヶ月
住居:寮(一人部屋、部屋にお風呂、台所あり。洗濯機のみ共用。住居費は光熱費込みで月5,000円)
沖縄を選んだ理由
沖縄を選んだ理由は、旅行に行った際に沖縄に魅せられ、いつか住んでみたい!と思ったからです。
沖縄本島、離島(石垣や宮古島など)の希望は特にありませんでしたが、時給が高いところを選んだ結果、離島になりました。本島は時給が安かったので、より時給が高い離島を選びました。また離島の生活もなかなか出来ないと思ったので、良い機会だと思って離島を選択しました。
仕事について
仕事内容はホテルスタッフにしました。
正直楽そうというイメージだけで選んだのですが、実際はずっと立ちっぱなし、お客様を部屋に案内、荷物運びなど、とても体力を使う仕事でしんどかったです。体力に自信のない方は、施設の受付(レンタカー、プール、温泉など)やお土産屋などの売店のレジ、事務系の仕事が良いと思います。
体力を使う仕事はこちらです。体力に自信がない方は違う職種を考えましょう。
- ホテルスタッフ(主に部屋案内、荷物運びなどが業務内容にある場合は要注意)
- 清掃(ホテル清掃、プール清掃、温泉清掃など。受付の中に清掃が含まれることもあります。)
- レストラン(飲食のサーブや皿洗いなど)
- アクティビティ関連(レジャー、マリンスポーツ、スキーリフトなど)
リゾバをして良かったこと
興味のあった場所(沖縄)に住むことが出来た
沖縄にずっと住んでみたいと思っていたので、月5,000円の寮費で住むことが出来たのは嬉しかったです。朝起きてカーテンを開けると綺麗な海が広がっていたので、朝から幸せな気持ちになりました。
またちょうど秋〜冬の時期にいったので、少しでも寒い本州から逃げられて良かったです。さらに沖縄の台風の大変さを身を持って体験でき、いきなり移住するよりも沖縄に住んだ場合の知識が得られて良かったです(沖縄の台風は本当強いです!その分対策もしっかりしています!)。
ちなみに沖縄の離島で台風がくると船が止まるので、食べ物など物資が不足します(スーパーの棚がガラガラになります)。
離島は色々と不便な点があるので、住むなら沖縄本島だな〜と勉強になりました。
存分に沖縄を楽しむことが出来た
仕事が休みの日はお店や、ビーチ、パワースポットなど色々な場所に出掛けることが出来ました。
旅行だと期間が短いので、急ぎ足になったり、場所を限定しなければいけませんが、短期間住んでいたので時間をかけ色々なところに足を運ぶことが出来ました。
友達が出来た
当時20代後半でしたが、同世代はもちろん30代、40代と様々な世代の友達が出来ました。
また当時働いていたホテルは外国人のインターンシップを受け入れていたので、韓国人や中国人の友達が出来ましたし、言語も文化も違う外国人と一緒に働くことも貴重な経験になりました。
ちなみに、リゾバで出会った友達はいまだに連絡を取り合って、1年に1回程度会っています(みんな住んでいる所が離れているので…)
リゾバで失敗したこと
交通の便
沖縄は車がないと移動に困ります。車をアルバイト同士でシェアする人や、期間限定でレンタカーする人などいました。自分が行くリゾバ先の交通の便について事前に調べておいた方が良いです。
就業先によっては、自転車を貸してくれたり、定期的に買い物をするための乗合の車を出してくれるところもあります。
私は普段は就業先が出している巡回車に乗り買い物をしておりました。友人が沖縄に遊びにきてくれた際はレンタカーしました。
仕事内容
私は前職がデスクワークだったので、立ち仕事がきつかったです。やってるうちに慣れましたが、最初は辛かったです。現地に行くまでホテルスタッフ=受付のみだと思っていたので、皆さんは事前に仕事内容を細かく聞いておいた方が良いと思います!
持ち物の確認
事前に何が必要か派遣会社を通じて、リゾバ先によく確認してください。私の場合、制服がシワになりやすかったため、現地でアイロンを買う羽目になりました。
またパンプスで動き回る仕事だったので、持参したパンプスだと足が痛くなり、結局、現地で足に負担の少ないパンプスを買い直しました。
離島ということもあり、物の種類が豊富ではありませんし、通販で買ったとしても送料がかかります。短期間のアルバイトだったので、なるべく物を増やしたくないですし、持っていけるものは持って行くのが良いと思います。逆に半年などそこそこ長い期間働く予定の方は現地で買っても良いと思います。帰る際に、次に来たリゾバの人などに譲ることも出来ますので!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リゾバに少しでも興味がある方は、絶対やってみるべきだと思います。普段住んでいない場所に住むという経験、リゾート地ならではの仕事、日常で出会えない人達と友達になれるなど、きっと良い経験になると思います。
迷っている方も、まずは派遣会社に登録しましょう!登録はお金もかかりませんし、良い求人があった時にすぐ応募出来るので、あらかじめ登録しておいた方が楽です。
また良い条件の求人は人気ですぐ受付がいっぱいになってしまいますので、ためらわず応募し、派遣会社のスタッフと面談しましょう!
またnoteでは、私が実際体験した最悪のお話をまとめています(リゾバが最悪だったのではなく、リゾバ先で遭ったトラブルです)。
リゾバに限らず同じ経験をする方はほとんどいないと思いますが、気になった方はチェックしてみてください!
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